About fetishism

「待っていた......オマエみたいな変態を.......」


殺し屋1という漫画の名シーンのセリフである。


高校の頃、友人が「のぞき屋って漫画が面白い」と勧めてくれたので読んだらハマり、その流れで同作者の殺し屋1にもハマって現在も本棚に収まっている。



昨日の記事の続きでもあるが、自分は強烈な毛フェチの自覚があるので書いていく。



強引な結びつけではあるが、そのためにカシミアとかウールとか、その類の素材が好きなのかもしれない。


話を始める前に先月高校の友人とサウナに行った際の小話をする。



サウナの休憩中、友人が「最近乱交モノにハマってる」と耳を疑う発言をしはじめた。


「こいつ何言ってんだ?」と戸惑いつつ、

「・・・・話を続けろ(笑)」と続けさせると彼は目を垣原組長の如くキラキラさせながら語りはじめた。


彼曰く、画面に映し出される人間関係が面白く、通常の平凡極まりないお決まりのモノと比べるとある程度自由にやっているのが見てわかるとのこと。

人数は女性4に男性5~6がベストらしく、理由を聞くと

「その人数設定により、水面下で争いが起きる」らしい(笑)



カメラ越しとはいえ人間のため、それだけ人数がいると生理的に苦手だったりする相手が混ざったり、シーンからあぶれる落伍者が現れたり、様々なことが起きる。
その中で隠しきれない、どうしても出てしまうリアルな反応があるのだそうだ。



「それがクソ興奮する」と、とうに30を超えたオレに全裸で力説をかましてきた。

「クソきめえ・・・さすがオレの友人だ・・・」と思いつつ、サウナを後にした。



この時は聞かなかったが、大体何か偏執的な対象にはルーツがあると考えている。



個人的なカシミアに関しては、トロントに住んでいた時に初めて行ったスリフトストアで14ドル(カナダドルで当時1200円くらい)でロロピアーナのストームシステムのカシミア100%のコートを見つけたのがルーツだと思う。定価50万〜くらいのやつ。


かなりクシャクシャになっていたが、スチームアイロンを掛けた瞬間にものの見事にピシッと生地が綺麗に整っていく様が衝撃的だった。アイロンを掛け終えた頃には見違えるようなハンサムさになっていた。


その生地の滑らかさというか、艶かしさが衝撃すぎて、カシミアが自分の中で突如トップに躍り出たのだ。


が、サイズが2XLだかで、デカすぎて速攻でebayで300ドルくらいで売った。



話は戻り、動物性獣毛を愛する身として、毛のルーツは明確である。


忘れもしない小5か小6の休み時間である。


同じクラスに好きな女の子がいたのだが、
彼女を含む5~6人くらいで談笑していた際、オレの友達が何を思ったかチン毛の話をしはじめた。


男子だけならゲラゲラ笑っているところだが、好きな女の子の前のため、
オレはとてもドギマギした記憶がある。


その後、その問題児が突如女子に向かって「女子はもう毛生えてんの?!」と尋ねはじめたのだ!


すると、オレの好きな子が「マン毛?めっちゃ生えてるよ!」と信じられない返事をしたのだ!


その瞬間、あまりにもショッキングな出来事であったため、
自分の中の何かが完全に崩壊し、厄介な病を患った。


現代医学ではこの病の病名はついていないが、
発症した患者は剛毛至上主義者と巷では呼ばれているらしい。
治療は困難を極め、恐らく不可逆性の病のため、明確な治療法は現時点では確認されていない。


個人的に理解不能な無毛派に関しては「ガキのままごとかよ」と思っているが、
しかるべきところに最適な色・形の配置を行うことは衣類を纏うこと、絵画と変わらない。


20歳を少し過ぎたくらいの時、
デパートメントHという鶯谷で行われているイベントに4〜5回程行ったことがあり、
自分はそこで初めて本物の変態を目にした。


自分の指先に糸を巻きつけて壊死する過程を写真に撮っている人だった。
完全に理解不能な行動で、彼女は指が何本かなかった。


何と話しかけたか忘れたが、第一関節から先がない指を
「かわいい」と言っていたのを覚えている。


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